“こういう理由で帰ってきた”という明確な解答はできない。いろいろな要因がからみ、重なって尾道へ帰ってきたのだけれど、しいていえば次の二つの事が挙げられよう。
一つ目は「尾道に住んでいると落ち着く」という事である。なぜだかわからない。きっとお腹の中にいたときの在所だからだろう。
二つ目は「いつも分岐点で自分の心と対話して自分が本当に楽しいかどうか」を判断基準にして歩んできた。そうして進んだ場所(中学校・高校・大学・スポーツセンター・ふじくま・キノシタ)でそれぞれ必ずすばらしい人達との出会いがあり、次へとつながっていった。そうしてたどりついたところそれが「尾道」だったのである。 |