●“食”の楽しみ方について

“食”の楽しみ方について
 気の知れた仲間とワイワイしゃべりながら食べ、「おいしい」と感じた料理を家に帰って一人で食べてみたら「そうでもなかった」って事ありませんか?
 「どんなにこだわったおいしい料理を食べたか」というよりもその料理を「どんな場所で・誰と一緒に・どんなシチュエーションの中で・そしてどんな人達がどういう思いで料理を作ったかを思い浮かべながら食べるか」によってより料理のおいしさって変わってくるんじゃないかと思います。
 例えば誰が作ったかわからない「おにぎり」を一人で食べるよりも緑のいっぱいある公園で、妻と子供と一緒に、さんさんと輝く太陽と春らしいさわやかな風のもとで、妻や子供達が愛情をこめて作った「おにぎり」を食べた方がずっとおいしいと私は思います。
 みなさんはどう思います?
はったい粉
 はったいのPOPを作成していた8月のある日のこと、私は忠海にある取引先の小売店で自社商品を棚に並べていました。その時感じの良さそうな年輩のお客さんが“はったい粉”を手に取り買い物カゴに入れられているのを見かけました。
 私は一瞬迷ったのですが、その方に「お客さんすみませんそのはったい粉はうちの会社のものなんですが、ちょっと聞いてもいいですか」と話しかけてみました。するとお客さんは「え〜よ」と快く返事をして下さったので質問することにしました。
 「ぼくは小さい頃“はったい粉”に砂糖を混ぜお湯で溶かしてねばねばになったものをよく食べていましたが、お客さんはそのはったい粉をどのように食べていらっしゃるのですか」と私が質問すると、「砂糖なんか入れまっかいな〜。戦争のあった頃は砂糖は貴重品だったんよ。せやからほんのひとつまみ塩を入れて食べるんや。」
 生まれてから戦後暫くの間、大阪で暮らしていたと言われる大阪弁のそのお客さんはそう答えて下さいました。
 はったい粉に塩だけという食べ方には驚きましたが、私はそれから時々砂糖のように今は当たり前にあるものが不足していた時代は一体どんな食生活をしていたのだろうと考えるようになりました。

はったい粉物語 その一
1.原料の“はだか麦”を煎って粉にしたものです。
2.麦の成分をそのまま粉にしており、風味豊かでビタミンを多く含んだ消化の良い健康食品です。
3.「麦こがし」とも呼ばれ、昔から手軽に召し上がれる古里の味として親しまれています。
4.添加物は一切使用しておりませんので、開封後は口を閉め冷蔵庫で保管してください。

はったい粉物語 その二
召し上がり方
はったい粉にお好みの量の砂糖を混ぜてそのまま召し上がるか、 それに塩少々を加えて、お湯で練ってお召し上がり下さい。(ねばねばの状態になります)
また、蜂蜜などを加えて頂きますと一段と栄養価も味も増します。
はったい粉は、麦の成分をそのまま粉にしており、風味豊かでビタミンを多く含んだ消化の良い健康食品です。

ちらし寿司
 このホームページを制作してみようと思い立った“きっかけ”となった食べ物です。
 3月3日の雛祭りの日に妻が作ったちらし寿司があまりにおいしくて妻に弁当にしてもらって翌日の昼に仕事の途中車の中で食べたら「あれ、何か違う!」と思ったんです。
@昨日の夜食べた方がおいしかったなぁ
A何が違うんだろう
B他の人はどう思うだろう
食品名 コーン入りちらし寿司
具の内容 コーン・卵・活きえびをゆでたもの・ごぼう・椎茸・人参・ほうれんそう・油揚げ
場所 テーブルをみんなで囲んで
誰と 家族5人で
どんなシチュエーションで 3月3日の女の子の節句において子供達の健康を祈って
どんな気持ちで妻が作ったか 色合いがいいか・栄養があるか

ココアまぶしとうふ入りだんご
 二人の娘がお団子作りが大好きなのですがこの春だんご3兄弟が大ブレークした事もあってある日妻と二人の娘が新しいお団子づくりに挑戦しました。
そうしたら思いもよらないお団子が出来上がりました。

3月に入ってだんご3兄弟が大ブレーク
長女が春休みになったとたん雨の日が続き外で遊べずストレスがたまっている
妻が豆腐の入ったお団子を作ってみようと思いつく(白玉粉・豆腐)
妻と娘二人でいつものように楽しく作る
出来上がったお団子をいつものようにきな粉でまぶして食べる
次女は「おいしい」と食べるけど長女は「おいしくない」と食べない
妻は「なんとか食べてくれないかなー」と考える
妻は長女がココア入り牛乳が大好きなことを思いだす
お団子にココアをまぶしてみる
3人の子供が「おいしいねー」(一番下の子はまだしゃべれない)といって食べる
食品名 ココアまぶしとうふ入りだんご
使った材料 白玉粉・豆腐・きな粉・ココア
場所 家の台所で
誰と 妻と娘二人(息子も食べるのには参加)
どんなシチュエーションで 春休みのある雨の降った日に
どんな気持ちで妻が作ったか 子供・・・おままごとの延長で(と思う)
妻・・・どんなお団子になるのか楽しみながら。 出来たお団子を子供に食べてもらいたい。