家族4人で 〜「死について」話ました 〜中川美術館

家族4人で「死について」話しました
2003年3月9日(日) 娘2人が通う小学校の校長先生(息子の通う幼稚園の園長先生も兼ねておられた)が亡くなられました。
※その日私は中川美術館へ一人で行っていました。

その日の夜のPTA集会で、翌日全校集会において校長先生がどういう亡くなりかたをされたかを子供達に説明があると聞いた私は 明日、子供に何かせにゃーいけんと思いながら床に就きましたが考えがまとまりませんでした。
翌朝、妻に「夜の8:00からみんなで集まって話をするから」と言って仕事に行ったものの、 仕事中あれこれ考えましたがやはりダメでした。


8:00ちょっと前、とにかく “手で書いて それを見ながら言葉にすることで何かを感じ合おう” と考えました。

午後8:00 幼稚園に通う息子はまだ話の内容が理解できないと判断したので、
家族4人で “死について” 話をしました。
(しかし、その間 息子は恐ろしいくらい いい子で遊んでいました)

  1. 人間が死ぬにはどんな死に方があるのかを1枚の紙に1人ずつ書きました。
  2. 順番に自分が書いたものを発表しました。 (1番妻・2番長女・3番次女)
    最後に私が発表し、そのあと今年の2月に17回忌をした“おとうさんのおにいちゃん”が、どういう事故で死んだのか話をしました。
    話をしたからといって、何か確かな答えが出るわけではありません。 でも、家族で死というものに正面から向かいあって話をする事で、子供が何かを感じてくれ、 それがこれからの長い人生の中で、いつか、どこかで必ず役に立つと思います。

娘2人が書いた“人間の死に方”


妻が発表したものの中に心に留まるものが2つありました。
  1. 母親のお腹の中に命が生まれたその瞬間から人間は死ぬ可能性がある
  2. 世界には食べものがなく衰弱して死んでいっている人がたくさんいる


また、自分で書きながら、
死にたくないのに死んでしまう死に方の多さに驚きました。
(とても書ききれない・・・・・)
今、いとこが仕事で中国の天津に行っています。
どうか無事に帰ってこれますように。。。。。

2003年 5月 5日
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